居室それぞれの使い方によって確保したい明るさの‘めやす’があるということ、ご存知でしょうか。
明るさは、ルクス(lx)という単位で表されます。たとえば読書をするのに適した環境をつくるには、
500ルクスは必要であるといわれています。
子供部屋なら、お子さんがそこで本を読んだり勉強をするのですから500ルクスは欲しいところ。
たとえばそこが6帖の広さなら、おおよそ5m2以上の大きさで窓を設けることになります。
居室の大きさだけではなく、そこは何をする部屋なのか、ということも考えながら窓の大きさや数を設定することが
大切なのです。
とはいえ、建設地の条件によって、思うように窓が設けられない場合もあるでしょう。
そこで、真上に居室などがない場合なら、トップライト(天窓)を有効に設置しましょう。
トップライトには、壁に設けた同じ大きさの窓に比べ、3倍の採光効果があることが建築基準法にも定められているほど
なのです。