敷地状況にもよりますが、都市部の住居では2階に浴室を設ける人が、以前に比べて多くなってきました。
では、2階に浴室を設けるチェックポイントを考えてみましょう。
Q メリットはどんなところ?
敷地が狭い都市部では、日当たりを考え2階に物干しスペースを設けます。
『脱衣→浴室へ』『脱衣→服を洗濯→物干し』の流れを考えると、洗濯物干しの流れがとても楽です。
湿気などを考えると、浴室の窓は開け放しにしたいものです。
近隣の状況にもよりますが、防犯上安心で視線を気にすることなく、窓を開けることができます。
2階を夫婦寝室、子供部屋、トイレ、浴室にすると完全なプライベート空間になります。
仮に1階で来客があっても気にすることなく入浴できます。
Q デメリットはどんなところ?
2階に水を運ぶ配管、又排水をする配管が必要となるので、パイプスペースを設置しなければなりません。
老後に、2階に行く階段の上り下りが大変になるかもしれません。
システムバスではなく、自分の好きなタイルを貼りたいなど、在来工法で行うのであれば、
万一漏水した場合のことを考えておかなければなりません。
システムバスの種類にもよりますが、1階の天井が多少低くなる場合もあります。