掲載日時 : 2025/11/01
阪神淡路大震災から30年。あの経験を通じて、私たちが学んだのは「形よりも思いとプロセスの大切さ」でした。構造設計の工夫、建材の改良、地盤調査の徹底——それら一つ一つが、地域の安心を支える基盤となっています。

●耐震・制振・免震——3つの仕組みの違いを正しく理解する
耐震構造:建物自体を強くして揺れに耐える
制振構造:揺れを吸収する装置で建物の負担を軽減
免震構造:地面の揺れを建物に伝えにくくする
近年では「制振ダンパー+耐震壁」の複合設計が主流。弊社でも採用する“再設計型住宅構造”は、将来のリフォーム・建替にも対応できる柔軟性を持っています。
●防災性能を高める3つの実践ポイント
地盤改良と基礎設計の最適化:地盤調査を敷地ごとに実施し、液状化対策も同時に検討。
躯体強化とバランス設計:柱・梁・壁のバランスが偏ると揺れが増幅。プラン段階で力の流れを可視化。
停電・断水への備え:太陽光+蓄電池+断水対策タンクの導入で、在宅避難が可能に。
●国や自治体の補助金制度も活用を
神戸市では耐震改修や住宅再建支援の助成制度が毎年更新されています。補助金を上手に活用することで、コストを抑えながら高性能な防災住宅が実現可能です。

●まとめ——命を守る家づくりが、資産を守ることにつながる
「防災」は“備える”だけでなく、“続ける”こと。地震に強い構造と、暮らしの安全性を両立させることが、長期的な資産価値を守る最良の方法です。
防災住宅・耐震リフォームのご相談は、神戸密着のアイビスGROUPへ。専門スタッフが敷地・構造診断から補助金申請までサポートします。
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