将来に備えて高齢者室を準備しておくのはいかがでしょう。
さまざまな行為をその一室、また周辺で使えるようにしておくと安心です。
トイレ、浴室、納戸のほか、ミニキッチンを設ける例もあります。
万一の車いすでの生活にも備え、各部屋と玄関へ続く動線は開口や通路幅を全て広くとり、扉は引き戸にしておきます。
段差のないバリアフリー住宅にしておくことも大切です。
介護のことも想定して、十分な広さを確保することも考慮しておきましょう。
孤立感が生じないように、LDKとひとつながりに配置したり、中庭に隣接させると、家族の雰囲気を感じられて、高齢者は安心できると思います。
お年寄りは昼間も部屋にいることが多いので、南向きや東向きに部屋を配置し、日当たりや、風通しを良くしましょう。
本人が和室希望でも、寝起きのしやすさから、就寝はベッドがよく、和洋室が理想です。
専用のトイレ設置も良いかと思います。
転倒防止のため床や、出入口の段差をなくし、すべりにくい床材を使用するなどの配慮を。
やはり扉は引き戸が最適です。