さて木材の強さとはどのような事なのでしょうか?
まずは「無垢材」についてみていきましょう。
そもそも無垢材の強度は前回お伝えしたようにバラつきがありますが、平成12年国土交通省告示第1452号で材種や等級によって
基準強度が指定されています。
強度は、目視等級材・機械等級材・無等級材に分類され、JAS認定材は目視等級材若しくは機械等級材で、同じ樹種でも強度ごとに
区分されています。
またJAS認定外の木材は無等級扱いとなります。
その中でも目視等級材では1級・2級・3級の3段階の強度区分があり、等級の小さい方が強度が強く、機械等級材では曲げヤング係数
により区分され、等級の数値が大きい程強度が強い材料となります。
分かりにくいですね。
またそれ以外にも二等・一等・特一等や小節・上小節・無節といった等級もありますが、こちらは見た目の良さを表す基準で、強度とは
関係ありません。