土地を神戸で探して注文住宅を建てる際の予備知識
・兵庫県 淡路瓦
「瓦の三大産地」のうちのひとつ、兵庫県の淡路島にある瓦の産地です。淡路島で取れる良質な粘土を使って製造する、いぶし瓦の一大産地です。
銀色に美しく輝く、いぶし瓦の生産量で全国シェアの半分弱を占めています。
淡路瓦の歴史は古く、飛鳥時代に瓦の製法が伝来して10年ほど後のものと思われる瓦の窯跡が発掘されています。
原料の粘土は、粒子が細かくなめ土と呼ばれる粘土で、いぶし瓦の場合は焼く前に、粘土を水で溶いたものを塗る吐け土(はけつち)と
いう工程を経ることで、表面に浮き出るあくを抑え独特の艶を生み出しています。
淡路瓦ではいぶし瓦、釉薬瓦、窯変瓦が主につくられ、実に1000種類以上の製品供給ができるともいわれています。
ただ、焼成する温度がそう高くないため寒冷地には不向きとされています。