日本の伝統的な床仕上げ材で、我が国の気候風土に適していることから、現在でも多く用いられています。
最近では技術革新もすすみ、断熱材を芯材として採用したものや、イ草の代わりにプラスチックを使用したものもあります。
「基本的なお手入れ方法は」
畳の目に沿って、ほうきや掃除機で目にたまったほこりを掃除してください。
畳全体が汚れているときは、酢水(酢と水を半量ずつ合わせる)で雑巾を固く絞り、
さっと拭いた後に十分乾拭きしてください。
年に1~2回は畳干しをしてください。干す際は、畳の裏面が日光に当たるようにし、
しばらくおいてから、たたいてほこりを出してください。
畳を敷き込むときは元どおりに配置してください。
「醤油やソースをこぼした時」
畳にしょうゆやソースをこぼしたときは、小麦粉か塩をたくさんかけてください。
水分を吸収させた後ほうきで掃き、残ったものは掃除機で吸い取ってください。
飲食店では嘔吐物の始末にこの方法を使います。
嫌な匂いも消え、「清め」にもなります。
誰もがすぐ雑巾で拭こうとしますが、雑巾はかえって汚れを広げてしまうこともあります。
「カーペットを上に敷かない!」
畳の上には、カーペットなどを敷かないでください。
カーペットが畳をむらし、ダニ・カビ発生の原因となります。