With コロナ時代に建てる注文住宅 ~チェックポイントを解説~│ 注文住宅のアイビス

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With コロナ時代に建てる注文住宅 ~チェックポイントを解説~

With コロナ時代に建てる注文住宅 ~チェックポイントを解説~

新型コロナウイルスの感染拡大は、私たちの日常をあっという間に一変させました。
長引くコロナ禍での生活は、私たちのライフスタイルだけでなく、様々な価値観にさえも大きな影響を与えています。
とりわけ働き方における変化は顕著なもので、かねてからの個の多様性や働き方改革の導入と相まって、個や組織を問わず、社会全体に大きな変容が見られます。
当然のことながら、住宅業界にもその大きなうねりが押し寄せています。
コロナ禍以前よりも、在宅時間が大幅に増え、住宅に求める要求に明らかな多様化傾向が見られるのです。
そして、その多様化したニーズに応える選択肢として「注文住宅」に熱視線が注がれています。
そこで今回は、これからの With コロナ時代に注文住宅を建てるなら、どのようなポイントに注意すればいいのか、そのチェックポイントについて解説していきます。

目次

  1. With コロナ時代に注文住宅が選ばれる理由
  2. With コロナ時代に求められる住宅の条件とは
  3. ぜひ知っておきたい注文住宅の種類
  4. 注文住宅のメリット
    1. メリット 1|自由度の高い住宅が建てられる
    2. メリット 2|予算調整ができる
    3. メリット 3|建築過程を確認できる
  5. 注文住宅のデメリット
    1. デメリット 1|こだわり過ぎると費用が高くなる
    2. デメリット 2|完成までに時間がかかる
  6. 注文住宅を建てる際のチェックポイント
    1. ポイント 1|希望条件を整理する
    2. ポイント 2|立地条件
    3. ポイント 3|周辺環境
    4. ポイント 4|間取り
    5. ポイント 5|設備
    6. ポイント6|災害リスク
  7. この記事のまとめ

 

1. With コロナ時代に注文住宅が選ばれる理由

 With コロナ時代に注文住宅が選ばれる理由

コロナ禍の生活では、私たちを取り巻く環境が大きく変化し、働き方やライフスタイルに多大な影響を及ぼしました。
外出そのものが激減し、企業でもテレワーク(在宅勤務)の導入が急増したため、コロナ禍以前と比べて、一日の在宅時間が平均 3 時間以上も増加したというデータがあります。
企業がオフィスを縮小し、勤務そのものをフルリモートに変更する例も増加中のため、在宅時間はまだ増えていくはずです。
さらには、もしコロナ禍が収束したとしても、「今後は在宅時間を増やしたい」と考えている人が、全体の 6 割以上もいるということも明らかになりました。
このようなコロナ禍での生活の中で、人々の住宅に対する考え方も大きく変化しています。
下記のデータは、コロナ禍以前と比べて、大きく増加したニーズです。
いずれもコロナ禍で変化した生活スタイルから生まれたもので、「感染予防」と「テレワーク」を充実させるための内容です。

【住宅に求めること】

①日当たりや風通しの良い家に住みたい
②広い間取りのある家に住みたい
③テレワーク用の仕事スペースや書斎がほしい(防音設備を含む)
④用途に合わせて部屋数がほしい
⑤インターネット環境のよい家に住みたい
⑥マンションより一戸建てに住みたい(感染リスクを低くしたい)
⑦家族間のプライバシー保たれる家に住みたい(防音設備を含む)
⑧子育てがしやすい家に住みたい(仕事をしながら子供の見守りができる環境)

・感染予防対策 ⇒①②⑥
・テレワーク対策 ⇒③⑤⑦⑧
・在宅での趣味対策 ⇒④

【立地条件に求めること】

①郊外の自然豊かな場所で暮らしたい
②緑や公園が豊富なところに住みたい

 

なかでも注目すべきは、都心部で「マンションより一戸建てに住みたい」が急上昇していることです。
また、【住宅に求めること】に加え、【立地条件に求めること】からも、注文住宅への関心が高まっていることが見受けられます。
全体的に見ても、住まいだけでなく、仕事観や人生観にも変化が表れてきているように感じるデータです。
With コロナ時代のニーズに応えられる住まいのカタチは、注文住宅にある、といえるのかもしれません。

2. With コロナ時代に求められる住宅の条件とは

With コロナ時代に求められる住宅の条件とは

注文住宅が、多様化する価値観やニーズに応えられるのは、何よりその「自由度の高さ」にあります。
これまで注文住宅が求められてきたのは、同じ「自由度の高さ」でも、ライフプランや家族構成の変化に合わせて、住まいに暮らしやすさを追求できることでした。
また、希望の間取りを実現できることに加えて、耐震性などの災害リスク対策やアフターフォローの良さも重要視されてきました。

しかし、コロナ禍で在宅時間が増えたことから、注文住宅に求める内容にも大きく変化が見られます。
今、とりわけ重要視されているのは、間取りと広さです。
多くの企業でテレワークがスタンダードになることからも、自宅で仕事に集中できるワークスペースや書斎のある間取りが理想とする条件として加わりました。
オフィスと同様に web 会議ができる安定したインターネット設備や、静かに集中して仕事ができる防音性の高い間仕切りなどが求められています。
夫婦共働きが多い現代社会では、2 人分のワークスペースが必要になることも全然めずらしいことではありません。
ワークスペースが 2 人分も必要となれば、自ずと広さも求められてくるというわけです。

また、ウイルスを家の中に持ち込ませないように、玄関先でシャットアウトできる設備や構造へのニーズも高まっています。
外出先から帰って来て、すぐに手洗いやうがい、入浴ができる間取りや、自動ドアの設置が代表的です。
また、宅配ボックスを備えて、非対面での荷物の受け取りをスムーズにする設備も人気を集めています。
このような設備面への需要の高まりは、まさに With コロナ時代ならではのものです。
「自由度の高さ」を特長とする注文住宅なら、たとえニーズに変化があっても、問題なく対応できます。

3. ぜひ知っておきたい注文住宅の種類

ぜひ知っておきたい注文住宅の種類

これまで注文住宅に関心がなかった方やマンション派だった方にとっては、「注文住宅の建て方」には馴染みがないかもしれません。
じつは、注文住宅には2つの種類があります。
すべて自分たちで決められる完全自由設計の「フルオーダー住宅」と、あらかじめ決められている基本仕様に好みの設備などを選んでいく「セミオーダー住宅」です。

フルオーダー住宅は、施工会社と打ち合わせをして設計段階からオーダーが可能で、間取りから設備まで予算に合わせて細かく自由に調整することができます。
一方のセミオーダー住宅は、基本的な仕様がある程度決められている中で、間取りをはじめ、カラーや水回りの設備など部分的に希望を反映でき、必要に応じて設備を加えていくというものです。

何といってもすべて自由に計画できるフルオーダー住宅が魅力的ですが、まずは施工会社に自分たちの理想のマイホームについて相談してみることをお勧めします。

4. 注文住宅のメリット

注文住宅のメリット

自分の思うように決められる「自由度の高さ」が、注文住宅の最大のメリットです。
コロナ禍での生活を経て、テレワークや感染予防への対応など、住まいへの要求が変化しても、状況に合わせて柔軟に対応することができます。
ここでは、注文住宅の特徴とそのメリットについて詳しくご紹介していきます。

メリット 1|自由度の高い住宅が建てられる

注文住宅を建てる人のほとんどが、家について明確なこだわりや理想条件をもっています。
外観やカラーといったデザインはもちろん、キッチンやバスルームなどの水回りに至るまで、自由に決められる注文住宅は、そんなこだわりをもつ方にはうってつけの選択肢です。
With コロナ時代には、ワークスペースを備えた間取りやインターネット環境を万全にしたテレワーク対応設備を加えた設計も必要になってきます。
また、在宅時間が増えたことから、ストレスのない生活動線にこだわった間取りや、将来、老朽化したときに備えてリフォームしやすい設計にすることも可能。
あらゆるこだわりを反映することができる「自由度の高さ」が、注文住宅のもつ最大の強みです。

メリット 2|予算調整ができる

マイホームの購入は、「人生最大の買い物」と言われるように、予算について頭を悩ませる方も少なくないでしょう。
とりわけ注文住宅は、建売住宅やマンションと比べると、費用が高くなるイメージがあるようです。
しかし、じつは注文住宅には、予算を調整できるという特長があります。

すべての項目で贅沢な仕様を求めれば、自ずと高くなってしまうのは当然です。
そこで、こだわりたい項目とそうではない項目とで、かける費用にメリハリをつけるのです。
たとえば、地震災害に備えて耐震性を重視したい場合には、耐震性能や耐久性に優れた構造設計に予算を費やし、その代わりに、それほどこだわりのない部分の予算は徹底して抑えるのです。
部屋の広さや設備については、予算を調整しながら設計が可能なので、いろいろ考えながら効率のよい形に着地させることができます。
注文住宅でメリハリをつけて計画すれば、理想のマイホームをあきらめる必要はないのです。

メリット 3|建築過程を確認できる

注文住宅を建てる場合、計画や設計の初期段階から希望を伝えることができ、建築中の様子も随時確認できます。
注文住宅は、計画から完成までに時間を要するため、途中で気になることも何かと多いでしょう。
そのため、現場で自分たちのこだわり部分のチェックや進捗を確認し、ときには質問するなどして、施工会社とコミュニケーションをとることができれば安心できます。
施工会社と信頼関係を築くためにも、安心を得るためにも、実際に建築過程を確認できることは重要なポイントです。

5. 注文住宅のデメリット

注文住宅のデメリット

注文住宅にも、場合によってはデメリットがあります。
メリットだけでなく、デメリットについてもしっかり理解しておきましょう。

デメリット 1|こだわり過ぎると費用が高くなる

自分たちの理想を反映させて自由に設計できることが注文住宅の最大のメリットです。
しかし、その理想へのこだわりが過ぎると、費用も高くなってしまいます。
こだわりたい項目とあまりこだわらない項目とでメリハリをつければ、予算調整が可能な反面、あれもこれもと盛り込みすぎてしまうと、お高くなってしまうのは当然です。
バランスを見ながら設計できるのが注文住宅のメリットなので、いろいろと調整しながら計画を進めるようにしましょう。

デメリット 2|完成までに時間がかかる

当然のことですが、注文住宅は、建売住宅と比べて、設計から完成するまでに多くの時間がかかってしまいます。
できるだけ最短距離で走れるように、自分たちの理想やこだわり内容には優先順位を明確につけておくことが大切です。

6. 注文住宅を建てる際のチェックポイント

注文住宅を建てる際のチェックポイント

ここまで注文住宅のメリットとデメリットについて説明してきました。
では次に、実際に注文住宅を建てる際に、注意していただきたいポイントをご紹介していきます。

ポイント 1|希望条件を整理する

理想のマイホームを計画するにあたっては、こだわりたいポイントがたくさん出てくるはずです。
家族全員で話し合う場合には、それぞれの立場から様々な要望が飛び交うかもしれません。
家族全員の意見を反映することは必須条件ですが、そこで大切なのは、それぞれに出された希望条件に優先順位を付けておくことです。
そして同時に、希望条件を実現できるかどうかは、予算問題に直結します。
そのため、あらかじめ希望予算を明確にしておき、施工会社に伝えることが大切です。

ポイント 2|立地条件

With コロナ時代には、都心部を離れ、郊外エリアに注文住宅用の土地を探すケースが増えることが予想されています。
地元へのUターンやJターン、Iターンも増加することが予想されていますが、もし住んだことのない土地に移住する場合は、住んでから後悔することがないように、必ず現地を確認することが大切です。
できれば、実際に現地まで何度も通い、その地域の下調べをすることをお勧めします。

ポイント 3|周辺環境

テレワークを前提に注文住宅を検討する場合は、仕事がしやすい環境かどうかを必ずチェックするようにしましょう。
仕事に集中できる静かな環境で、近隣の家とは程よい距離があると安心です。
ほかには、食料を大量購入できる大きなスーパーやコンビニ、医療機関までの距離などを必ずチェックしましょう。

ポイント 4|間取り

With コロナ時代の注文住宅では、まず自宅での仕事のしやすさを重視する必要があります。
静かさを確保できるワークスペースを設置することはもちろん、子供を見守りながら仕事をするために、リビングやダイニングにも仕事ができるスペースを確保しておくと便利です。
感染予防対策として、玄関付近に手洗いや浴室を設置するのもお勧めです。
また、家庭内感染を防ぐために、感染者やその疑いがある人を隔離できる部屋や間仕切りが用意できると、いざというときにも安心です。

ポイント 5|設備

静かで快適なテレワーク環境を整備するためには、防音性の高いワークスペースや、速くて安定したインターネット環境が必須です。
在宅時間が長くなり、外食する機会が減るのであれば、キッチン回りの充実も考慮する必要があります。
運動不足の解消や気分転換をするために、筋トレやヨガができるスペースを設けておくと重宝します。
また、快適な室内環境は、住み心地に直接影響するため、空調システムの導入や通気断熱工法での建築もお勧めです。
安心して快適に過ごせるように、間取りととも設備の充実を図り、理想の住まいを目指しましょう。

ポイント 6|災害リスク

「With コロナ時代の注文住宅」ということで、コロナ禍対策に目が向きがちですが、コロナ禍でも地震や大雨水害といった自然災害が全国各地で発生しています。
地震対策については、以前は鉄筋コンクリート造が強いと言われたこともありましたが、現在では、木造でも高い耐震性能が認められた工法があるため、「耐震性能」を判断基準にしてください。
判断するポイントは、「最新の耐震基準を順守した施工内容か否か」です。
また、水害や土砂災害対策については、ハザードマップで建築候補地エリアを確認してください。
土地の形状や過去に水害被害がなかったどうか、その昔に川や池などではなかったかも調べておくと安心です。
最近の気候変動を考えれば、災害リスクには細心の注意を払う必要があります。

7. この記事のまとめ

With コロナ時代に建てる注文住宅

コロナ禍での生活を経て、多様化したニーズに応えてくれる選択肢として「注文住宅」に熱視線が注がれています。
この記事では、そんな With コロナ時代に注文住宅を建てるなら、どんなポイントに注意すればいいのか︖メリットとデメリット、そしてチェックポイントについて解説してきました。
住宅もまた、世相や時代のニーズ、技術ととも変化し、進化を続けています。
これから私たちが進んでいくニューノーマル時代に適した住まいのカタチを求めるために、注文住宅を選択肢の一つとして検討するのはいかがでしょうか。

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