コンクリートのお話しです。
検査方法のご紹介です。
実際には様々な試験方法があるのですが、今回はフレッシュコンクリート(通称生コン)の圧縮強度試験の様子です。
下写真は圧縮強度試験用供試体を作っているところです。
JIS A 1132に細かく規定されており、通常3本1組で1週目と4週目の試験分をそれぞれ準備します。
次に固まった供試体を大きな圧縮機で実際に壊して、本当に計画通りの強度になっているかを確認(JIS A 1108)します。
3本の平均で数値を出します。
この辺りでは吹田に日本建築総合試験所という所に持ち込んで試験してもらいます。
ここに行くと戸建てから大規模マンションの物まで大量のテストピースが並んでいます。
次々に破壊されていく様子はなかなか興味深いですよ。
知っているようで、足を踏み入れてみると本当は奥の深いコンクリートのお話しですが、まだ改善や工夫の余地はあるそうで、
日々研究は続いております。
何気ない部分にも本当に様々なチェック項目があり、その全てに合格した建物だけをお施主様にお引き渡しするようにしているんですよ。