土地のおかれた環境は、土地の形状と同じく実に様々です。
その土地のおかれた環境の、気持ちの良い部分を上手く取り入れ、
そうでない部分は防ぐことが大切です。
たとえば、人通りが多い道路に面した土地であれば、外部に開放した間取りよりも
外部からの視線を避けることを意識した方が安心して暮らせます。
中庭を設けて、そこから採光を得るのもいいですね。
逆に森林に囲まれた静かな土地であれば、デッキを設けるなどして、
外部に開けた計画にすれば素敵な暮らしが想像できます。
『取り入れたいものの例』
・隣地の公園や庭園などの美しい借景
・景色、花火や夜景
・朝日や木漏れ日など気持ちのいい日差し
適した位置に開口部を設けて上手く取り入れれば、住まいがより気持ちのいい空間になります。
『防ぎたいものの例』
・隣地や周辺道路からの視線、騒音、過度な光
・ゴミ捨て場の悪臭
・落ち葉などによる弊害(雨樋が詰まる等)
・西日などの不快な日差し
治安によっては、フェンスを設置するといった工夫や外廻りの防犯の検討をしましょう。
また、お隣さんと窓の位置が一致しないように配慮することも大切です。