知っているようで意外と知らないことが多い「床の間」についてご
紹介していきます。
一般的な間口2間、東向き設計の本床形式の場合を前提として各部の説明をしますね。
①床柱(とこばしら)
人工床柱から天然床柱(天然木の床柱)まで幅広い種類があります。天然絞り丸太、天然磨き丸太、人工絞り丸太、人工前堀床柱、名栗柱、榁(むろ)槙(まき)桧(ひのき)変木出節柱、錆丸太など多くの種類、使用勝手があります。
②床框(とこがまち)
形状は右下の画像の様になっており、既製材は高さ3寸5分、上場見つけ2寸5分程度が多いです。また材質や仕様は無垢材から集成材まで様々あります。
次回も引き続き「床の間」の各部名称についてご紹介させて頂きます。皆さんも夏休み期間に旅館等の和室に泊まる機会がありましたら、「床の間」じっくり見て下さいね。