気持ちの良い採光が得られる住まいにするためには、これから暮らす土地で、
どの位置が一日を通して気持ちの良い場所かを知ることが必要です。
また、逆に採光が望めない場所を正しく知っておくことも大切なことです。
そのためには、一日(可能であれば一年)を通して土地をよく観察して、イメージを膨らませておきましょう。
間取りを考えるとき、一般的に東西南北に適した部屋を配置することから始まります。
例えば、居室など人が長時間過ごす部屋。これは南東に面した、一日を通して気持ちの良い採光が確保できる場所に配置します。
トイレや浴室の水廻りは、北西の夕日が差し込む場所や採光がうまく確保できない場所に設置するのが一般的です。
しかし、その土地によって採光の条件はさまざまです。
全てに東西南北の常識が当てはまるとは限りません。
嫌われがちな西日ですが、もしその土地に西日を避けられる
植栽があれば、気持ちの良い採光に変えてくれることも
あります。