ただ内装を変えるだけとは違い、間取りや水回りの位置を含めた全く異なるスタイルも実現可能なリノベーション。
では、リノベーションは一体どこまでできるものなのでしょうか。
◆構造に関わらなければ変更の可能性は無限大
マンションのリノベーションでは、内装の一切を取り払ってスケルトンの状態に戻し、そこから部屋を再構築することが可能です。
そのため、新しい部屋の間取りに影響するものは、構造上取り払うことができないタイプの壁と、梁構造や柱、各種配管類のみです。
移動が難しいと考えられているキッチンなどの水回り設備についても、配管の勾配をとることが可能であれば動かすことができるので、
全く違う位置への配置も考えられます。技術的に可能な範囲であれば、どんな変更もできると考えて良いでしょう。
◆制限を活用したプランニングで空間を活用できる例も
構造上どうしても取り除くことのできない壁や、大きな空間を作るために邪魔な位置に柱や配管があったとしても、
アイデア次第で魅力的な間取りを実現することはできます。
もちろん、制限の少ない物件であることが望ましくはありますが、ある程度の制約があったとしてもそれを生かした
プランを作り上げていくことがきるでしょう。
◆部屋数よりもリビングの広さを重視した間取りが人気
リノベーションの対象になりやすい古めのマンションは、細かく区切られた間取りが中心でした。現在のリノベーションの
傾向としてはリビングルームなど長い時間を過ごすスペースを広く確保して、寝室は寝るだけという考え方が高まっています。
キッチンも、開放感のあるカウンター式やアイランド型でリビングと接続し、LDKとして広い空間を楽しめる作りが人気を集めています。
◆できないという思い込みを捨てまずは相談を
リノベーションで全ての理想を実現することはできないかもしれませんが、アイデア次第で実現できるケースもあります。
不可能な場合であっても、代替案や新しい提案で問題をクリアできるかもしれません。
最初から無理と諦めずに、希望をまず伝えてみて下さい。