窓の形状や特徴について、代表的なものを紹介していきます。
2回目は縦滑り出し窓です。
<縦滑り出し窓>
■特徴
縦滑り出し窓とは、窓枠の上下に設けられたレールに沿って、窓を外側にすべり出させて開ける窓です。窓形状は基本的に縦長です。
引違い窓と違い、一枚のフレームで完結し、召し合わせの部分がないため、枠にピッタリと隙間なく
はめる事ができます。これにより、高い気密性を確保できます。
■主な使用場所
外との出入りがない場所なら、どこでも採用されています。建物の正面に、デザイン的な効果を狙って
取り付けたり、側面に通風用として使われることも多いようです。また、オペレーターによる遠隔操作
が可能なため、手の届かない吹き抜け上部にも設置できます。
■通風
家のサイドを通り抜ける風を、取り込めます。
■メリット
気密を確保しやすい。掃除をしやすい。スッキリしたモダンな外観に合わせやすい。
採風窓として使用できる。高窓として使用できる。
■デメリット
窓を外側に開けるため、外側に面格子やルーバーを取りつけることができません。