現在、高齢者向けに多種多様な住まいが提供されています。
◇ 高齢者にも貸してくれる民間賃貸マンションやアパート
高齢者にも貸してくれる普通の民間賃貸マンション等です。
高齢者の独り暮らしによる孤独死などを理由に、高齢者には部屋を貸してくれない賃貸住宅も残念ながら多数存在します。
◇ シルバーハウジング(高齢者向けの公的賃貸住宅)
高齢者等の生活に配慮してバリアフリー化された公営住宅等で、生活援助員による日常生活支援サービス
(日常の生活指導、安否確認等)の提供を併せて行っている住まいです。
地方公共団体、都市再生機構、住宅供給公社が提供しています。
◇サービス付き高齢者向け住宅
国の施策で3年前に生まれたものです。
国土交通省と厚生労働省が共同で、有料老人ホーム等だけでは供給しきれない高齢者向けの集合住宅として整備していく事業です。
運営は民間(営利法人・社会福祉法人・医療法人)です。
建設に関しての補助金があるため、多くの住宅が建設され、開業しています。
バリアフリー構造になっており、共用の食堂や浴室がある場合もあります。
最低限のサービスとして安否確認、生活相談があり、少なくとも日中は専門スタッフが常駐しています。
介護サービスについても老人ホームのような手厚いサービスを受けることができる住まいも、多く見られます。
今後の高齢者の住まいの選択肢として、有料老人ホームと共に、考えてみるといいでしょう。