中古物件の場合、購入の申し込み(基本条件の提示)は、「買付証明書」などと呼ばれる書類を作成し、
不動産会社を通して売り主に渡されます。
買付証明書とは、購入希望価格、代金の支払い条件、引き渡し希望日などの基本的な購入条件を記載し、
署名・捺印したもので、「私はこの物件を、こういう条件で買いたい」という具体的な購入希望を伝えた上で、
優先的な個別交渉の開始を求めるものです。
なお、中古物件の場合は、申込証拠金などの支払いは不要な場合が一般的です。
その後、購入希望者から提示された条件を踏まえて、売り主が、契約の可能性があると判断した場合は、
本格的な個別交渉が始まります。
売り主はこの段階で交渉相手をある程度絞り込みますので、その後の交渉を誠実に進めていくことが大切です。
個別交渉では、互いの条件の違いを調整するとともに、より具体的な条件を決めていきます。
(新築住宅購入の場合は、申し込み後の流れが異なります)