皆様は、現在お住まいのエリアや新居の予定地などの地域地区を
ご存知でしょうか?地域地区とは、都市計画法という法律によって
該当地域内の建築等を規制するために設けられるものです。
1.防火地域とは?
火災の拡大を防ぐため、耐火性能が高い建物を建てるように定めた地域であり、
建築物の構造や仕様に制限がある地域です。
また、防火地域には、『防火地域』と『準防火地域』の2種類があります。
※準防火地域は、防火地域よりも規制が弱くなっている地域です。
2.防火地域内で建築する際の注意点
防火地域内の建物は原則として耐火建築物、一般的には鉄筋コンクリート造や重量鉄骨造などの建築物にしなければなりません。(仕様によっては、木造も可能。)
※ただし、延べ面積が100㎡以下の2階以下の建物は、準耐火建築物とすることができます。
その他、一部例外もありますので、ご計画時に市役所や建築士等に詳細を相談するようにしましょう。
※準防火地域は、防火地域とは異なった規制内容になっています。
3.防火地域内の建築費
防火地域・準防火地域内の建築物は、燃えにくい外壁材や防火シャッター、
網入りガラス等を使用する必要があり、建築費のコストアップにつながるので、
注意が必要です。