入居してから2年が経ちますが、入居時に備え付けてあったエアコンが壊れてしまいました。
どうしたらいいですか?
入居時に付いていたエアコンや換気扇などが壊れた場合、誰が修理費を負担しなければならないのでしょうか?
通常、こういった付帯設備は、賃貸契約書に特約が無い場合、貸主が負担します。
エアコンの故障は、その部屋に住むことはできても、エアコンがあることによる快適性が損なわれますので貸主が修理を負担する
義務を負うというわけです。
但し、例外もありますので、下記の例外1、2を参考にしてください。
■ 例外1
備え付けのエアコンが通常の使用の下で故障した場合、貸主が修理費を負担するのですが、明らかに通常の使用の結果といえない
損傷では、修理費は入居者の負担となります。
たとえば子供同士の喧嘩でリモコンを投げつけて壊したとか、エアコンのフィルターを全然掃除せずその結果として故障した場合です。
■ 例外2
前入居者が自費でエアコンを取り付け、退去時に残していった残置物である場合、貸主や借主はそれを使用することはできますが、
故障した場合は貸主が修理義務を負うべきものではありません。
修理をする場合は、借主の負担となります。取り外しを希望する場合は、取り外し費用等は、貸主の負担となります。