建ぺい率とは建築面積の敷地面積に対する割合の事で、漢字で書けば『建蔽率』です。
『蔽』には「おおう、かくす、さえぎる」などの意味があり、敷地面積のうち建物が覆っている面積の割合という
イメージです。
以前は「蔽」が常用漢字として認められていなかった為、一般的にも建築基準法の条文でも「建ぺい率」という
表記がされています。
しかし、平成22年より「常用漢字表」に追加されましたので、「建蔽率」と表記されることが多くなりました。
建蔽率による建築面積の制限は、敷地に一定の空地を残すことによって採光や通風を確保し火災による延焼防止等を
図ることにより、より良好な市街地環境を整えます。
建築面積は「建坪(たてつぼ)」とも言われますが、建物を真上から見た時の投影面積です。
なお、建築面積や建坪は延床面積(1階と2階の合計面積など)とは異なりますので、ご注意ください。