さて今回からのコラムでは弊社の建物でも採用しております「木造軸組工法」における各木部の名称についてお届け致します。
そもそも「木造軸組工法」とは図のように、柱とはりと筋交いが主要な部材で,地震の水平力に筋交いで耐える構造です。
「在来工法」とも呼ばれています。
まずは地面に近い部分から見て行くと、「土台」があります。
基礎の上に横にして据える材のことで、この材にほぞ穴をあけて柱を差し込みます。
「土台」という言葉は、建築用語から派生して、一般的に使われる言葉として定着しています。
「土台から崩れる」といえば、まさに建物が元から崩壊する様を例えている訳で、住宅建築上、土台は特に重要な部分です。
大引きとは、1階の床組の重要な部材で、根太を支え、大引きの端は土台に止められています。