ニュースなどで団地の人口減少問題を目にしますが、
最近では、リノベーションや企業のプロジェクトによって団地がどんどん再生されています。
耐震補強工事などはもちろんですが、現代の暮らしにあった間取りにリノベーションされていることがポイントです。
高度経済成長期には、部屋の広さより部屋数を重視したために、団地の間取りは2DKや3DKがほとんどでした。
近年のリノベーションでは、既存の2DK・3DKの壁をなくして1LDKや2LDKに変更することで、
使いやすい空間にすることが多く行われています。
最近はこういったオープンな間取りの人気が高く、若い世代の入居希望者が増える傾向にもあります。
また、近所付合いの希薄な環境で育った若者たちの中には、コミュニティーに回顧する人も増えてきています。
現代の集合住宅では、隣に住む人がどんな人か知らないことが多いのですが、
近所の人と顔見知りであることは防犯面でも安心感があるものです。
団地に住む若者が増えることにより、周辺の商店街が活気を取り戻すことが出来るなど、
建物だけでなく地域全体の再生にも繋がっていきます。
これから私たちが団地に住むという選択肢を持つことによって、もしかすると今後、少子高齢化問題も改善されていくかもしれません。