夏の家での熱中症。特に高齢者は注意して!
家庭内での不慮の死亡事故は、住宅内での温度差が激しい冬に起こりやすいですが、
夏の暑さが原因で起きる家庭内事故も。
近年の異常気象ともいえる夏の暑さから患者数が増加し、その危険性が叫ばれるようになった
「熱中症」ですが、意外なことにその多くは住宅内で発生しています。
そのうち、約7割を占めるのが65歳以上。
これは、住宅の断熱性能が低く、室内が非常に暑くなることに加え、冷房を適切に使用しない、
水分を摂取しない、など熱中症対策の不足も要因ですが、住まいの断熱がしっかり行われていれば、
それだけで避けられる事故といえます。
断熱性能を高めることで、外の熱気を家に入れず、また冷房の効率も高めることができます。
■熱中症患者の発生場所と年齢(東京都2010年)
熱中症は屋外でかかるものというイメージがあるが、グラフからもわかるように、住宅などの居住施設で最も多く発生している。
年齢別では65歳以上が約7割を占める。
住宅内での熱中症は、65歳以上になれば、みんな注意が必要。